私が生活保護受給に至った流れ
私は元々会社員として働いておりましたが、色々あって職を失い今は生活保護を受給して生活しています。
私がどういった経緯で申請・受給に至ったかという流れを書き綴りたいと思います。
無職になるまで
30代半ばごろ、勤務していた会社で上司からパワハラを受けて精神的に参ってしまい、心療内科を受診したところうつ病と診断。
それから1年ほど働き続けましたが病状は悪化する一方で、ついに退職しました。
おそらく失業手当を受けることもできたと思いますが、重度のうつ状態でその手続きをするのも億劫で、何もしないまま貯金を食いつぶしながら生活していました。
生活保護申請
貯金が底をつき、いよいよ命を絶とうかとも考えたころ、知り合いから生活保護を考えてはどうかと言われました。
その知り合いに付き添ってもらい市役所へ行き、申請を行いました。
その日に揃えられなかった書類は後日持っていきました。
ちなみに生活保護の受給には当然条件がありますが、申請自体は基本誰でもできます。
「相談に行って職員に断られた」というケースを耳にしますが、相談ではなく「申請しに来た」と言いましょう。
申請が通るか通らないかは別として、職員が申請自体を断る事はできないはずです。
受給開始
申請から2週間ほどで支給決定の通知書が郵送で届きました。
支給額・支給日は地域によって違います。
私の場合は1か月130,000円ほどになりましたが、申請した日まで遡って支給されます。
支給は毎月行われ、基本は口座振込ですが役所で現金手渡しにしてもらう事もできるようです。
私は口座振込にしてもらいましたが、初回のみ現金手渡しでした。
引っ越し
さて、とりあえず支給が決まってほっとしましたが、生活保護受給者は色んな制限があります。
まず家賃の上限というものが決まっているので、引っ越ししなければなりません。
家賃の上限(住宅扶助限度額)は地域や世帯人数によって決まっており、私の場合は単身で約40,000円ほどになります。
その時に住んでいたマンションの家賃が70,000円ほどでしたので、約40,000円までの物件に引っ越さなければなりません。
生活保護はあくまで最低限の生活を保障する制度なので、必要以上の贅沢は許されないのです。
詳細な引っ越しの流れはまた別で書きますが、引っ越しに関わる費用もちゃんと支給されます。
その後
その後一度だけ引っ越しをしましたが、現在まで生活保護を受給しながら生活しています。
職が見つからない事による支給の場合は定期的にハローワークに通わなければならない等の条件があるみたいですが、私の場合は病気(うつ病)による支給のため、そういった条件はありません。
年に2回ほど市役所の担当職員さん(ケースワーカー)が様子を伺いに訪ねてくる程度です。
まとめ
聞いたところ日本は生活保護の受給率が低いらしいです。
生活保護の受給要件を満たしているにも関わらず受給していない方が多いという事です。
私の場合は月130,000円ちょっとの支給で、かつ生活保護受給者は医療費が無料ですので、その事も考えると手取りで月150,000近く貰っているようなものです。
世の中にはそれより低い収入で生活している方も多くいらっしゃると思いますが、
仕事を続けながらでも受給はできます。
収入がある場合は足りない分が支給されるという形です。
生活に苦労されている方は生活保護を検討してみてください。